(克服のためのチェックポイント)

人の目が怖い悩みはあがり症と呼ばれることも多いですが、嫌われ恐怖症の別名と言えるものであり、コミュ障と同じ意味になります。

ただ、ネット検索の際に「人の目が怖い悩み」という言葉で検索される方も多いために、あえて、このページを作成させていただきました。
このため、このページにおいても他と内容が重複している部分が多いと思いますが御了承頂ければと思っております。

早速ですが、他のページでも説明させて頂いているように、この場合も人前での緊張や人が苦手な悩み顔が赤くなる悩み汗っかきの悩みといったものを、異常なことだと考え、排除していることから「とらわれ」が出来、この結果、逆に、これらを必要以上に強く感じることになっているものなのです。

ですから、まず、人前での緊張や人が苦手な悩み、顔が赤くなる悩みや汗っかきの悩みといったものを今は感じて当然のことなんだと受け止めるようにしていくことが大切になってくると思います。

ただ、これは、目的本位など森田理論の考えを理解していないと、なかなか難しいことだと思います。

しかし、MTカウンセリングなどにより森田理論の学習をしていく中で感情や悩み、性格などに対する自覚が深まってくると、「行きつ戻りつ」しながらも、今は悩みを感じて当然のなんだと少しずつ受け止められるようになってくるものなのです。

そして、この上で、目の前の「なすべきこと」を一つ一つ、きちんとこなすようにしていくと(これが森田理論で言っている「目的本位の行動」ということになります)、この積み重ねの中で、少しずつ人前での緊張や不安、悩みが和らいでくるものなのです。

ですから、人の目が怖い悩みを克服していく上でのチェックポイントは、人前での緊張や人が苦手な悩み、顔が赤くなる悩みや汗っかきの悩みといったものを、今は感じて当然のことなんだと受け止め、この上で、目の前の「なすべきこと」をきちんとこなしていくことだと言って良いと思います。

つまり、こういう形で森田理論で言っている目的本位の行動を積み重ねていくと、「行きつ戻りつ」しながらも「とらわれ」が和らぎ、人の目が怖い悩みを克服出来るものなのです。



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